伝統こけしの胴体に描かれた模様は、家ごとに継承され、今日まで大切に守られてきました。
Koquelaは伝統模様の著作者であるこけし工人と協力し、美しく本質的なデザインを現代に響かせ、
後世に残していきます。
岡﨑 幾雄 工人 Okazaki Ikuo
蔵王高湯系 山形県
1935年生まれ。山形のこけし界を牽引する存在として、80歳を過ぎてなお力強く美しい描彩で伝統こけしの制作に励む。蔵王高湯系の祖、岡﨑栄治郎の正統な5代目後継者であり、40以上の受賞歴のうち、最高賞である内閣総理大臣賞を3度受賞する名工。
観光産業の発展にも尽力し、平成23年天皇皇后両陛下主催で行われる秋の園遊会へ、こけし工人として初めて招待される。
強酸性「美人づくりの湯」蔵王高湯温泉
産地は標高880m、奥羽三高湯の一つとして知られる山形蔵王温泉。乳白色の硫黄泉は、日本の温泉の中でも酸性度が高く、殺菌効果や美肌効果がある。開湯は西暦100年頃、ヤマトタケルが東征した際に矢傷を癒したという伝承もあり、古くは最上高湯と呼ばれる。利用者は農村の湯治客の他に、山岳行者・修験者の湯でもありました。明治20年以降、宮城県の遠刈田や青根から運ばれていた土産物のこけしが蔵王高湯でも作られ始める。